太陽熱温水器で冬を楽しむ暮らし 〜十勝晴れとともに〜

太陽熱温水器とは?

その名のとおり、太陽の熱を利用して水を温める、とてもシンプルな仕組みの装置です。
驚くほど原始的で、タンクに真空管のガラス棒が取り付けられているだけの構造。

半導体も、蓄電池も、化石燃料も不要。
場合によっては、電気すらいらない。

必要なのは、太陽だけ。


「十勝晴れ」は最強の味方

私が暮らす北海道・十勝地方には、特有の気象現象があります。
その名も「十勝晴れ」。

特に冬の時期は、日照時間が長く、空一面の青空が広がる日が多いんです。
これは、日高山脈が雪雲や風を抑え、大陸性高気圧の影響で晴天が続くためだとか。

そんな光に包まれていると、ふと思うんです。

「この“天からの贈り物”を活用しない手はないな」と。


十勝の冬は本当に寒い!

十勝の冬は、とにかく寒いです。
外気温がマイナス20℃になる日も珍しくありません。

だって校庭にスケートリンクができちゃう・・・


そして濡れたズボンが立つほど…。

:;(∩´﹏`∩);:


太陽熱温水器、導入してみた

DIY魂が騒ぎ出し、いろいろと調べていたところ、
ニトクラフト」さんの太陽熱温水器が期間限定セール中だったので、思い切って購入!

太陽熱温水器(水道直圧式200L/300L) - 合同会社NITOCRAFT/ecoばかクリエイション

200Lタンクを設置するため、土台作りからスタート。
タンクとフレームを合わせると重量は200kg以上。
凍結による地面の変形を考慮して、10×10の角材とパネコンでしっかり基礎を作りました。

……とはいえ、十勝の凍結深度は80cm。
真面目に掘るとかなり大変なので、そこは“ほどほどDIY”で(笑)


一工夫で効率アップ!

真空管にできるだけ多くの太陽光を当てたい。
そこで、背面にトタンの波板を設置。
反射効果で、ちょっとした+αを狙います。


いざ、試運転!

「本当にお湯が出るのか…?」
半信半疑で使ってみたところ、

出ました。お湯が…スーっと。
電気も、ガスも、灯油も使わずに。


活用の幅が広がる!

  • 食器洗いに

  • 洗濯に

  • 足湯にも!

快晴の日には、水温が**50℃**まで上がります。

この冬、どれだけ灯油代が削減できるか、今から楽しみです。


太陽熱温水器は「投資」です

初期費用こそ必要ですが、長い目で見れば間違いなく良い投資

  • 灯油代の節約になる

  • 停電してもお湯が使える安心感

  • 原油価格高騰の影響を受けにくい

  • 晴れの日が楽しみになる

  • DIY好きには最高の遊び場

一時的な出費ではなく、暮らしの安心と自由を得る手段と考えれば、十分に元が取れる価値があります。


というわけで、使いながら、改良を加えながら、
これからの冬をもっと楽しく、あたたかくしていきたいと思います。

さて、冬本番。
この冬は、どんな楽しいことが待っているでしょうか( *´艸`)