自己肯定感を下げる原因は「教育環境」だった
私たちの自己肯定感を下げている要因は何でしょうか? それは、自分自身のこれまでの経験、すなわち「教育環境」の影響が大きいのです。
私たちは子どもの頃から、「できない部分を見つけて改善する」という教育を受けてきました。 テストの点数で苦手な科目を見つけ、それを伸ばす。悪いところを修正する文化。 先生や親も「良いところを伸ばす」よりも「悪いところを直す」ことを重視する。
そんな環境に長くいると、自分の思考も自然とその影響を受け、 「何かを始めるとき、まず課題を探してしまう」クセがついてしまいます。 そして、解決策が見つからないと行動に移せない。 つまり、「完璧なプランが立たないと動けない」という思考に縛られてしまうのです。
しかし、よく考えてみると、新しいことに挑戦するということは、 「まだ経験のないことをする」ということ。 そんな未知のことに対して、最初から完璧なプランを立てるのは不可能なのです。 それなのに、「完璧でなければ動けない」という思考にとらわれてしまうことこそが、 最大のブレーキになっているのです。
失敗への恐れと比較の呪縛
失敗すると注意される環境で育つと、人の目が気になります。 また、人と比較されながら育つと、「人と違うこと」に対する抵抗が生まれます。
この「ブレーキ」がある限り、どれだけ「やりたい!」というアクセルを踏もうとしても、 結局動けなくなってしまう。 そうして自信を失い、自己肯定感が下がってしまうのです。
その改善策が「70%で良い」の法則
では、どうすればこのブレーキを外せるのでしょうか? その答えが、「70%で良い」の法則です。
- 思い立ったら50%達成。
- ワクワクしたら70%達成。
- 行動に移したら100%達成。
結果とは、行動した後に実る果実のようなもの。 たとえその果実が酸っぱかったり、苦かったり、小さかったりしても、 それを改善すればいいだけの話。
得た経験を次につなげていくことで、より良い「果実」を育てていけるのです。
大切なのは、「完璧を求めずに動くこと」。 まずは、70%でOKと思って、一歩踏み出してみましょう!