習慣が未来をつくる。努力ではなく“仕組み”で変わる自分
「今の自分」は、過去の“習慣の積み重ね”でできています。
では、「未来の自分」は何から作られるのでしょうか?
その答えも、やはり“習慣”にあります。
今日の朝講義では、脳科学・ヨガ哲学・心理学を交えながら、「習慣が成功を自動化するメカニズム」について学びました。
■ 習慣とは「無意識の記憶」
私たちの行動の多くは「意識的」ではなく「無意識」によって選ばれています。
つまり、習慣とは“記憶された無意識の行動パターン”です。
- 脳は変化を嫌う(ホメオスタシス)
- 新しいことに抵抗を感じるのは自然な反応
- 習慣は「繰り返し+感情」で記憶に定着する
特に、ポジティブな感情とセットになった反復は、習慣化されやすくなります。
逆に、ネガティブな感情とセットになると、「嫌い」が強化されてしまうのです。
■ 成功を“オートマチック”にする仕組み
脳には「RAS(網様体賦活系)」というフィルター機能があります。
このRASは、「自分が重要だと感じていること」に関連する情報だけを選び取る働きがあります。
- 成功した未来の自分を想像する(脳は現実と想像の区別ができない)
- 繰り返しイメージすることで、脳が“その情報”を自動収集する
- アファメーション(肯定的な自己暗示)を活用する
→これが「成功のオートメーション」になります。
■ 習慣化のカギは「快(心地よさ)」と「環境」
努力や根性では習慣は続きません。
必要なのは“仕組み”です。
- 小さな一歩に分解する
- 楽しいことと結びつける
- 環境の力を借りる(意志よりも環境が行動を左右する)
たとえば、自分を動かすルーティンとして:
- 朝起きたら、身体に感謝する
- 理想の自分がしている行動を、今日少しだけ取り入れてみる
- 食事は「自分をつくる材料」だと意識して食べる
など、日常の中に“快”を感じられる行動を仕組み化していきます。
■ 信じている言葉が、人生を決めている
子ども時代、親や先生から言われた「努力しなさい」「遊んでばかりいてはダメ」が、今の自分の行動原理になっていることもあります。
でも実は、それが「快を伴わない思考=ネガティブな習慣」の原因になっているかもしれません。
- 「努力=つらいもの」と捉える習慣
- 「遊び=悪」と刷り込まれている思考
ここから抜け出すには、「ポジティブなRAS」を意識的に働かせることが大切です。
■ 見ている方向に、人生は進む
未来は「今」の延長にあります。
けれど、私たちは無意識に“いつもの道”ばかりを選びがちです。
その背景には、変化への抵抗(ホメオスタシス)があります。
でも、ほんの少しだけ目線をずらせば、右にも左にも、斜めにも道はある。
それに気づいて、見て、選ぶこと。
そして、その方向に“楽しい感情”をリンクさせること。
これが、新しい自分への第一歩です。
■ まとめ:努力をやめて、“仕組み”で変わる
努力で自分を変えるのではなく、
快と仕組みで、自動的に変わるようにする。
「今日はどんな良いことが起こる?」と問いかけてみましょう。
その問いが、RASを動かし、ポジティブな習慣を生み出します。
習慣は、未来を自動で変えていく“装置”です。
理想の自分に向けて、小さな習慣を積み重ねていきましょう。
このブログは、みんな天才化機構 のBUM(*1)を振り返ったアウトプットとなります。
(*1)平日 am6:30から行われる30分のお話会
(一社)みんな天才化機構の許可を得て掲載しています。