「楽しむ」とは、感情感覚であり、生きる姿勢である

私たちは「楽しいことを見つけたい」と思いがちですが、本当に大切なのは、「楽しむ」という感情感覚そのものを身につけることではないでしょうか。

たとえば、ずっと楽しい状況にいると、楽しいことに気づけなくなります。まるで空気のように。当たり前になりすぎて、その価値を見失ってしまうのです。人間が呼吸をしていることに普段気づかないように。

楽しいことがあれば、当然、楽しくないこともある。その「楽しくないこと」をただ嫌がるのではなく、俯瞰して見つめてみる。そして、その状況すら「存分に楽しむ」――これが本当の意味での「楽しむ」なのかもしれません。


「楽しむ」という言葉に込められたヒント

「楽しむ」という言葉を分解してみましょう。

  • 「楽」=ラク、心が軽やかであること。
  • 「し」=「志」=自分の想い・目的。

つまり、「楽しむ」とは、自分の志を持って、楽な場所に身を置くこと。ただ流されるのではなく、自らの意思で、その状況に身を置き、感じることを選ぶことなのです。


子どものように楽しめない大人たちへ

大人になると、私たちは「楽しんではいけない」ような気持ちになる瞬間があります。それは、周囲の目だったり、責任感だったり、「ねばならない」という思い込みから来る“ブレーキ”です。

でも、そのブレーキがあることに気づくことが、第一歩。そのブレーキがかかっている状態すら、「ああ、今、自分は止まっている」と観察し、楽しんでしまえばいいのです。


波を楽しむように

感情には波があります。上がることもあれば、下がることもある。大切なのは、その波の「上」に自分の居場所を見つけること。

波が下がっている時は、「あ、今は底だな」と見つめる。そこからまた上がるタイミングを楽しみにする。その繰り返しです。

自分にとって「楽な場所」を意識して選び、そこに志をセットする。
それが「楽しむ」ということ。


日々の中で、無理に楽しいことを探さなくてもいい。
感情は、自然に沸き立つもの。
だからこそ、「楽しむ」という感覚は、努力ではなく、生きる姿勢なのです。


このブログは、みんな天才化機構BUM(*1)を振り返ったアウトプットとなります。
(*1)平日 am6:30から行われる30分のお話会

(一社)みんな天才化機構の許可を得て掲載しています。

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