楽しい事、やりたい事ってなんだろう

私たちが「現状」だと思っている日々の暮らしは、実のところ、自分が望んでいる世界ではありません。
それは、他人の作った世界かもしれないし、自然とそうなってしまった世界かもしれない。いずれにしても、その「内側」にずっと留まっていると、可能性や感性は鈍くなってしまいます。

人間には本来「冒険したい」「未知の世界を見たい」という欲求があります。けれど今の時代、その欲求はスマホやゲーム、SNSといった刺激で簡単に“ごまかす”ことができます。
その結果、知らず知らずのうちに不感症になり、現状を「まあこんなもんだろう」と受け入れてしまうようになるのです。


恒常性という名の引き戻し

さらに、人間には「元の場所に戻ろうとする力」が備わっています。
これは恒常性維持機能(ホメオスタシス)とも呼ばれ、外に出ようとしても無意識にブレーキをかけてしまう。

でも、本当に世界を広げたいなら、そこに逆らう必要があります。
“戻らない”と決めて、外の世界に自分の「好きなこと」「居場所」を見つける
それこそが、現状を超えるための第一歩になります。


では、どうやって「好きなこと」を見つけるのか?

キーワードは、「楽しい」「ワクワクする」「熱中できる」こと。
つまり、“遊ぶ”ことです。


勉強と仕事の対義語は「遊び」

私たちは小さいころから、
「勉強しなさい」「宿題はやった?」「部活を頑張れ」
そんな言葉に囲まれて育ちます。学校を卒業すれば「就職しなさい」「社会に出て働きなさい」。
努力と根性、規律と責任。これはもちろん大切なことではありますが、それだけでは息が詰まってしまうのも事実です。

では、「勉強」と「仕事」の対義語は何か?

  • 勉強の対義語は「遊び」
  • 仕事の対義語も「遊び」

遊ぶというのは、単なる娯楽ではなく、自分の本音や好奇心、創造性に従って行動すること
本当の意味で「好きなこと」を見つけるための、大切な行為なのです。


感じる力を取り戻す

ただ私たちは、その「遊び方」を忘れてしまっています。
なぜなら、ずっと「やらされること」「成果を求められること」に慣れてきたから。
「集中する」「夢中になる」「没頭する」ことが下手になってしまっているのです。

だからこそ、まずは問いかけてみてください。
楽しさを邪魔しているのは何か?」と。

仕事、家庭、習い事、人間関係…。
それらをひとつずつ書き出してみる。
これが、「今、自分がどこにいるのか」を知る第一歩になります。


小さな“楽しい”から始めよう

次にやることはシンプルです。
日常の中で、小さな「楽しい」を見つけること。

  • 美味しいコーヒーを淹れられた
  • 空がきれいだった
  • 子どもと笑い合った
  • 本を読んで胸が熱くなった

そんな「小さなときめき」を、ぜひ書き出してみてください。
それは、感情と感覚の“再体験”になり、脳の中でポジティブ回路が強化されていきます。
可塑性(変化する力)をもった脳は、やがて「自分が本当に望む未来」を描き始めるようになります。


許可を出そう

そうして育った“想い”は、やがて膨らみ、「居ても立ってもいられない」感覚を生み出します。
それこそが、あなたの「やりたいこと」「好きなこと」です。

そのときは、どうか否定せず、ちゃんと育ててあげてください。
「自分に許可を出す」というのは、自由に生きる上で何よりも大切な行為です。


書くことは、再生すること

そして最後に、「書く」ことの力を忘れずに。
日々の出来事や感情を、言葉にしてみる。
それは、過去のイメージを“良い方向に上書き”し、世界の見え方そのものを変えていきます。
世界は言葉で出来ている事を実感出来ます。


現状の外側に出るために

遊ぶことを恐れない。
感じる力を取り戻す。
そして、自分の「好き」に素直になる。

そうして少しずつ、でも確実に、
現状の外側に、あなたの新しい世界が広がっていくはずです。


このブログは、みんな天才化機構BUM(*1)を振り返ったアウトプットとなります。
(*1)平日 am6:30から行われる30分のお話会

(一社)みんな天才化機構の許可を得て掲載しています。

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