本番に弱いのは“感情の罠”?
なんで本番に限って、いつもの力が出せないんだろ?
それ、もしかして感情のいたずらかも。
「練習ではできたのに…」って悔しいよね。でもね、それ、ちゃんと理由があるんです。
◆ 感情はどこからやってくる?
まずはこの流れをチェック:
外の刺激 → 感じる(感覚) → 湧き出す(感情) → 考える(思考) → 動く(行動)
たとえば、試験会場の空気、見知らぬ顔、静かな緊張感——
そういう「外の刺激」が体に届いて、まず感覚が反応。
それを受けて感情が動く。で、そこからようやく「どうしよう」って**考える(思考)**わけ。
でももうその時点で、体はガチガチ。
つまり、思考で感情をコントロールしようとしても、すでに遅いってわけ。
◆ 感情は“連鎖”する
「怒っちゃダメ!」って思うと、逆にもっとムカつく。
「不安になるな!」って言い聞かせても、なぜか不安が増す。
これ、感情のダブルバインドっていう現象。
怒りは怒りを、悲しみは悲しみを、不安はさらなる不安を呼び寄せる。
まるでエコーみたいに、感情は感情を増幅させるのです。
◆ じゃあ、本番に弱いのはなぜ?
それはズバリ、本番が“いつもと違う”から。
- 失敗できないプレッシャー
- 練習と違う環境
- 視線が刺さる空間
- 「今日のために頑張った」って気持ち
これ全部が、脳のセンサー(扁桃体)をビンビン刺激する。
「ここ、危ないかも!」ってなって、脳は勝手に“戦う or 逃げるモード”に突入!
◆ 不安は“視野”を狭め、力を削ぐ
不安ってやっかいで、
- 視野が狭くなる
- 体がこわばる
- 呼吸が浅くなる
- 思考がグルグル回る
その結果、本来出せるはずのパフォーマンスが、出せなくなっちゃう。
◆ じゃあ、どうすればいいの?
感情に飲まれないコツは、“先手”を打つこと。
- 自分がどんな状況や人に反応しやすいか知る
- 「不安の正体=恐れ・無力感・失敗への怖さ」と向き合う
- 呼吸で整える(浅い呼吸は不安を強める)
- 本番を“非日常”から“日常”に引き寄せるトレーニング
コンフォートゾーンを広げる=心の安全地帯を広げること。
◆ 最後に:リズムに乗って、自分と向き合おう
感情って、
「感じていい、でも飲まれない」ことが大事。
不安にフタをしても爆発するだけ。
今日もひとつ、自分の中にある“反応”に優しく目を向けてみてください。
このブログは、みんな天才化機構 のBUM(*1)を振り返ったアウトプットとなります。
(*1)平日 am6:30から行われる30分のお話会
(一社)みんな天才化機構の許可を得て掲載しています。