「やる気が出ない」の正体。行動を生むのは意志じゃなく“感覚”だった
以下、昨日の続きの講義内容をブログ記事として読みやすく整えました。全体に親しみやすく、かつ思索的なトーンでまとめています。
行動できないのは意志の問題じゃない。動き出す鍵は「感覚」にあった。
「よし、やろう!」と決めたのに、なぜか体が動かない。
そんな経験、誰にでもありますよね。
でもそれは、「意志が弱いから」ではありません。
むしろ、人間の行動の本質は「意志」ではなく、「感覚」から始まっているのです。
行動を止める“無意識のブレーキ”
昨日お話ししたように、私たちは
- 現状を維持したい
- 今の快楽を優先したい
- 危険を避けたい
- 初めてのことは怖い
- やるべきことが曖昧で動けない
…という“無意識のブレーキ”によって、行動を止めてしまいます。
じゃあ、どうしたらいいのか?
行動の出発点は「感覚」だった
私たちが何かをする時、最初にあるのは「思考」ではありません。
行動のルートは、こうです:
感覚 → 感情 → 思考 → 行動
たとえば、あたたかい日差しを感じて「気持ちいいな」と思う。
その感情が「外に出かけたいな」という思考を生み、実際に外に出る。
つまり、人は“感覚”をきっかけに動いているんです。
逆に、知らないことに対して「不快」「怖い」と無意識に感じてしまうと、
それがネガティブな感情になり、行動が止まる。
感覚を先に刺激しよう
じゃあ、どうやって「感覚」を変えるのか?
おすすめはこんな方法です:
- 瞑想
- 冷水や水風呂などの身体刺激
- 予祝(先に祝って気分を味わう)
- 旅行や新しい体験
これらはすべて、感覚を意識的に刺激し、新しい感情を生み出す手段です。
そして、その新しい感情が、新しい思考と行動を生むのです。
スピリチュアルだけど現実的な話
ちょっとスピリチュアルに聞こえるかもしれませんが、
「生きている」とはどういうことかを考えると、これはとても現実的な話です。
もし、感覚がなく、感情もなく、思考もない状態で、ただ生命だけが維持されていたら?
それは本当に「生きている」と言えるのでしょうか。
私たちは、五感で世界を感じ、そこから感情が生まれ、思考が生まれ、行動する。
この循環こそが「生きる」ということなのです。
自我という“狭い世界”を越えるには
ある程度生きてくると、過去の経験や思考パターンが出来上がり、
その中だけで完結してしまうようになります。
それが“自我”というもの。
でも、その世界はとても狭い。
だからこそ、行動できなくなる。
大切なのは、赤ちゃんのような「感覚」に戻ること。
余計な思考を手放して、世界を感じること。
まとめ:行動を生むのは「感覚」から
意志や思考だけで動こうとしてもうまくいかない時は、
まず感覚を刺激することから始めてみてください。
深呼吸でも、散歩でも、水をあびるでも、瞑想でも。
あなたの五感が刺激され、新しい感情が芽生えた時、
その時、自然とあなたは動き出しているはずです。