自己肯定感は「育てる」もの(BUM OP)
自己肯定感は「育てる」もの
「自己肯定感を高める方法」と聞くと、どんなイメージを持つでしょうか?
多くの人は、
- 他人と比較されない環境
- プレッシャーのない環境
- 否定的な意見が少ない環境
こうしたものが自己肯定感を育てると思うかもしれません。
確かに、安心できる環境は大切です。
しかし、一流のスポーツ選手やビジネスリーダーを思い浮かべてください。
彼らは 比較され、プレッシャーを受け、批判される環境 にいながら、強い自己肯定感を持っています。
人生は波である
人生は波のように浮き沈みがあります。
上がれば下がり、下がればまた上がる。
「難」があるから「有難い」人生になり、 何も起こらない「無難」な人生ってワクワクしないですよね。
例えば、高い山に登るとき。 登る途中は苦しいものです。
でも、その苦労があるからこそ、頂上からの景色は美しく、達成感も味わえます。
自己肯定感も同じで、上下しながら「育てる」ものであり、「鍛えらる」もの なのです。
本当の自己肯定感は、困難を乗り越えることで育つ
- 批判される
- プレッシャーに押しつぶされそうになる
- ミスをして否定される
こうした経験を乗り越えることで、自己肯定感は強くなります。
しかし、最近の「自己肯定感を上げる」ために謳われている事は、 こうした刺激や困難を 取り除くこと に重点を置いているように見えます。
これはつまり、 「みんな自己肯定感が低いままでいなさい」と言っているようなものです。
這い上がる力=想いの力
下がった自己肯定感を上げるために必要なのは、 想像力 です。
成功している自分を想像し、そこまでの道のりをリアルに想像するのです。
失敗経験から生まれた感情と感覚、成功経験から生まれた感情と感覚
この感情と感覚から生まれた『想い』これこそが本当の原動力になります。
「想いを人が象(かたど)る」と書いて「想像」。
つまり、自分の 「想い」 を見つめ、それを像にすることが大切なのです。
そして、その 一歩を踏み出すサポートが「励まし」 です。
だからこそ、 「褒める」よりも「励ます」ことが重要 なのです
まとめ
自己肯定感は、守られるだけでは育ちません。
困難に直面し、それを乗り越えた経験が、自己肯定感を強くしていきます。
その過程で大切なのは、「褒める」ことではなく「励ます」こと。
自己肯定感は、自ら「育てる」ものなのです。